安楽死を考える

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自己決定権と生命の尊厳:安楽死で死なせてください

安楽死で死なせてください

人の死というのは昔だったら老化による自然死と流行の病気が多かったでしょうが、今の世の中は原因不明の難病が増えつつあり、認知症や癌もいつ自分の身になるか分からない時代になった気がします。

2021年お亡くなった橋田壽賀子さんは生前、安楽死を希望しました。

人さまに迷惑をかける前に死にたい。それが私の望みです。

食事から下の世話まで人さまの手を借りるなら、そうなる前に死なせてもらいたい。これは、尊厳とプライドの問題です。

死ぬときに、痛いのや苦しいのも嫌です。だからいつどうやって死ぬか、自分の意思で決めさせてもらいたい。それには安楽死しかありません。

ヨーロッパのいくつかの国やアメリカのいくつかの州では、安楽死が合法です。だから日本でも認めてもらって、わざわざ外国へ行かなくてすむようになれば助かります。

食事から下の世話まで人さまの手を借りるなら死んだ方がいいと思う方もおれば、同じ状況でも今を一生懸命に生きたいと思う方もおられると思います。

あなたと私の考えが同じ訳もなく、橋田壽賀子さんと私もまた違います。同じ病気でも笑顔で過ごせる人もいれば、毎日が地獄の人もいるでしょう。

安楽死という言葉で傷つく方もおられるかもしれませんが、安楽死は自分の意志が一番尊重されないと意味がないと思います。これから紹介する映画でも安楽死を決めるのは自分です。家族はあくまで家族、人生は別なのだから。

安楽死という制度で殺される命があってはいけないという事、これをちゃんと押さえておかないと安楽死への道のりはまだまだ遠いと思います。